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サイオステクノロジー、分散オープンソースデータベース 「Apache Cassandra™」の商用利用に関するサポートサービス開始

「サイオスOSSよろず相談室」でデータベース設計や開発、運用、集積データの利活用までカバー

2020年10月28日サイオステクノロジーテクノロジー

 サイオス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:喜多伸夫、東京証券取引所 第二部:3744、以下、サイオス)の事業会社であるサイオステクノロジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:喜多伸夫、以下、サイオステクノロジー)は、大量データ処理のための分散データベース*1「Apache Cassandra™(以下、Cassandra)」を当社オープンソースソフトウェア(以下、OSS)のサポートサービス「サイオスOSSよろず相談室」のメニューに加え、商用利用に関するサポートサービスの提供を開始します。

【Cassandraの概要】
 Cassandraは、Facebook社のエンジニアによって開発された後、Apache Software Foundation*2のプロジェクトとなったオープンソースの分散データベース管理システムです。分散型のアーキテクチャを採用し並行的にデータを処理することにより、従来主流とされてきたRDB*3と比較して大量のデータを高速に処理することが可能です。

【Cassandraの特長】
1.分散データベースの特性を最大限に活かした高い拡張性と可用性
パブリッククラウド、オンプレミスなど利用環境を問わず、高速、かつ拡張性(=スケールアウトの容易さ)、可用性(=信頼度)に優れたデータベースの構築が可能

2.簡易な操作性
SQL*4に類似したクエリ(問い合わせ)言語であるCQL*5を使用してデータ交換を行うため、RDB型のデータベースを使用するような操作性

3.専門的なデータベース設計スキルが必要
ビッグデータの処理に高い優位性を有する一方で、RDBと同等のデータの整合性および耐久性を担保しながらデータベースを設計するには、Cassandraに特化した専門スキルが必要

【本サポートサービス提供の目的】
 XaaS*6の増加や5Gによる通信容量の増加により、近年、データ量は急増しています。この急増するデータを定型・非定型を問わず高速で解析することを可能にするデータベースとして、Cassandraの導入事例が増えています。しかしながら、Cassandraの設計・構築においては、Cassandraに特化した専門スキルやノウハウが必要となります。今回「サイオスOSSよろず相談室」のサポート対象にCassandraを加えることで、より多くのお客様にCassandraを安心してご利用いただけることを目指します。

*1 分散データベース
1つのデータベース管理システムが、ネットワーク上に複数存在するデータベースを制御する形態

*2 Apache Software Foundation
オープンソースのソフトウェアプロジェクトを支援する米国で登録された非営利団体

*3 RDB(Relational Database)
Excelのような行と列からなる表形式でデータを整理するデータベース

*4 SQL(Structured Query Language)
データやデータベースを制御するための言語

*5 CQL(Cassandra Query Language)
Apache Cassandraに用いられている独自のクエリ(問い合わせ)言語。ユーザーやシステムから指示を受けてRDBに問い合わせ、結果を返す

*6 XaaS(X as a Service/ザース)
情報システムの構築・運用に必要なさまざまな資源(サービスやアプリケーション等)が、インターネットを通じて提供されるクラウドサービスの総称。Xは未知の値を意味し、IaaS、MaaS、PaaS、SaaS等を包括した総称


■Apache Cassandra™について

 Apache Cassandra™は、元はFacebook社において大規模データの格納のために開発されたオープンソースの分散データベース管理システムです。主な特徴としては、複数台でクラスターを組んで分散データベースを構成するため、スケールアウトすることが容易にできる構造になっており、結果として拡張性と可用性に優れた特徴を持っています。米国では、Apple、Instagram、Netflix、Uberなど、日本ではYahoo! JAPANなどの企業、サービスで採用されています。
詳細情報は、https://cassandra.apache.org/ をご覧ください。

■サイオスOSSよろず相談室について
 「サイオスOSSよろず相談室」は、2007年6月よりサイオステクノロジーが提供しているOSSサポートサービスで、130種類以上のOSSを対象としたカスタマイズの有償サポートを提供しています。これまで大手製造業、通信事業者などのバックエンドサポート契約いただいており、高度なエンジニア要求に対応するサポートサービスとして評価されています。
詳細情報は、https://sios.jp/products/oss/yorozu/ をご覧ください。

■APIエコシステムデザインについて
 お客様のサービスを核とした「APIエコノミー」実現に向けて必要とされる、事業計画立案、API基盤設計開発、運用支援をワンストップで提供します。具体的には「APIエコシステムデザイン」「APIマネジメント提供」「サブスクリプションプラットフォーム」「ビッグデータ分析基盤構築」の4ソリューションで構成されます。
詳細情報は、https://sios.jp/products/api/ をご覧ください。

■サイオスについて
 サイオスは、Linuxに代表されるオープンソースソフトウェア、AI、クラウド、金融技術に卓越した強みを有するテクノロジー企業群を子会社に持つ東証二部上場の持株会社です。「世界中の人々のために、不可能を可能に。」をグループミッションに、イノベーションによって人々の課題を解決し、より良い社会の実現に貢献してまいります。
詳細情報は、https://www.sios.com をご覧ください。

■サイオステクノロジーについて
 サイオステクノロジーは、Linuxに代表されるオープンソースソフトウェアの開発と利用を軸に、自社開発ソフトウェア製品の販売とサービスの提供を行っています。直近では、AI(人工知能)、クラウドコンピューティングの技術領域に注力し、次世代を支える新製品とサービスの提供を開始しています。これからも革新的なソフトウェア技術を追求し、世界のIT産業に影響力のある存在、「インフルエンサー」となって価値を創造し、社会の発展に貢献してまいります。
詳細情報は、https://sios.jp をご覧ください。

■お客様のお問い合わせ先(記事掲載の場合はこちらをご利用ください)
サイオステクノロジー株式会社
プロフェッショナルサービス サービスライン  担当:二瓶、藤嶋
TEL:03-6401-5190  Email:api-info@sios.com

■報道関係者からのお問い合わせ先
サイオス株式会社
広報
TEL:03-6401-5120  Email:mktg@sios.com

株式会社井之上パブリックリレーションズ
サイオスグループ担当:大浦、妹尾、横田
TEL:03-5269-2301  Email:sios@inoue-pr.com

※現在テレワーク勤務中につきお電話に出られない場合がございます。メールでお問い合わせいただけますと幸いです。