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サイオステクノロジー、マルチクラウドのインフラ自動化ソリューション 「HashiCorp®製品のエンタープライズ版」販売開始

「つなぐ」のみならず「解析・可視化」まで、マルチクラウド戦略を設計から運用まで一気通貫のワンストップサービスで支援

2021年3月19日サイオステクノロジーテクノロジー

 サイオス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:喜多伸夫、東京証券取引所 第二部:3744、以下、サイオス)の事業会社である、サイオステクノロジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:喜多伸夫、以下、サイオステクノロジー)は、HashiCorp, Inc.(本社:米国カルフォルニア州 CEO:Dave McJannet、以下、HashiCorp)の国内代理店である株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:森田晶一、以下、ネットワールド)との協業により、マルチクラウドのインフラ運用を自動化する「HashiCorp®製品のエンタープライズ版」の販売ならびに導入運用支援を開始します。

【HashiCorpの概要】
 HashiCorpは米国サンフランシスコを拠点とし、クラウドオペレーティングモデルへの円滑な移行を可能にするソフトウェアソリューションを提供しています。HashiCorpが提供するすべてのツール群は処理体系が標準化されており、API*1 連携によってマルチクラウド*2 環境で開発した機能やサービスの利用を可能にし、企業のマルチクラウド戦略実現の加速化を支援します。

【HashiCorp®製品のエンタープライズ版の特長】
 財務部門はAmazon Web Services、販売管理部門はオンプレミス、製造部門はMicrosoft Azureのように異なるシステムを採用している場合に個々の運用管理が必要ですが、運用管理を担う人材不足やシステム間連携が困難な状況にあるといった課題が散見されます。このような課題に対して、異なるシステムを横断的に連携できるHashiCorpのツール群は、システム間連携の円滑化、システムの自動化・標準化を促進します。また、一体的な運用管理の実現により開発運用時のミスや運用負担を削減します。

1.複数の環境を選ばずクラウドネイティブ*3 なインフラ構築が可能
 すべてのツール群がハイブリッドクラウド*4 、マルチクラウド環境でのインフラのあるべき姿*5 をコードで定義。再利用可能なコードで、大規模な環境下においても迅速な展開や運用管理、セキュリティやガバナンスの自動化を実現。

2.複数のインフラ、プラットフォームを横断的に一体管理することが可能
 API連携が一般的になり内部連携のマイクロサービス化が進むなかで、ひとつのサービスやシステム内で複数のインフラならびにOSが混在することで生じる、運用管理・機能追加・機能改善の煩雑化をツール群が解消。一体的なシステム管理を実現。

3.複数の選択肢から最適なソリューションの選択が可能
 4つのツール群「Terraform®」「Vault™」「Consul®」「Nomad™」を提供。それぞれ、プロビジョニング*6 、セキュリティ、サービス運用管理、ワークロードオーケストレーション*7 の機能を有し、ユーザーのサービス展開に必要なツールの選択が可能。

<HashiCorpソリューションのイメージ>

HashiCorp.png

【背景】
 サイオステクノロジーが展開するAPIエコシステムデザイン*8 支援サービスは、これまでの「つなぐ」ことに主眼を置く事例から一歩踏み込んだ「解析・可視化する」「利活用する」「収益化する」を主目的とする事例が増えています。このうち「つなぐ」ことについてはAPIマネジメント*9 製品、「解析・可視化する」ことについては米国DataStaxの分散クラウドデータベースをはじめとするビッグデータ処理基盤構築サービスを提供しており、日本におけるHashiCorpの代理店であるネットワールドと提携することで、マルチクラウド戦略を一気通貫でサポートしてほしいという日本企業のニーズに応える体制を整えました。

【今後の展望】
 サイオステクノロジーは、ネットワールドとの協業を通してCI/CD*10 の効率化を図るお客様の導入支援に積極的に取り組み、長年の知見と保有する技術力を生かしてお客様のニーズに適う効果的な「HashiCorp®製品のエンタープライズ版」の導入を実現します。
 今後、さまざまな開発手法で構築されたシステムやデータをAPI連携でシームレスなサービスとして見せるだけではなく、そこから得られるデータを「解析・可視化する」「利活用する」が重要となります。APIエコノミー*11 の実現を目指すお客様には事業を連続的に刷新する仕組みの実現を支援するとともに、より高品質で付加価値の高いソリューションの提供に努めてまいります。

 HashiCorp Japan株式会社Country Manager 花尾和成は次のように述べています。
「API、マイクロサービス関連のソリューションを得意とされているサイオステクノロジー様とのパートナーシップを心より歓迎します。今回のネットワールド様、サイオステクノロジー様とのパートナーシップを通じて、ワンストップソリューションを提供することで、日本でも急速に広がるマイクロサービス化と基盤やアプリのモダナイゼーションに貢献できると確信しています」

 株式会社ネットワールド 代表取締役社長 森田晶一は次のように述べています。
「株式会社ネットワールドは、このたびのパートナーシップを心より歓迎します。昨今注目が高まっているアプリケーションのモダナイゼーションやマルチクラウドにおけるさまざまな運用の標準化、効率化、自動化のニーズに対し、コンサルティングからソリューションまでのワンストップサービスの提供は、より幅広いユーザー層に寄与するものと考えています。ネットワールドは、サイオステクノロジー様との密接なパートナーシップを一層強化し、DX時代のよりよい企業IT環境を支援するソリューションを提供し続けるとともに、両社のビジネスのさらなる拡大を進めてまいります」

 サイオステクノロジー株式会社 上席執行役員 黒坂肇は次のように述べています。
「このたびのパートナーシップを大変嬉しく思います。当社のAPIエコシステムデザイン支援サービスにHashiCorpのソリューションが新たに加わることで、これまでより一層充実したサービスを提供してまいります。今後もネットワールド様との協働を通して、お客様のマルチクラウド戦略の推進ならびに課題解決を支援します」

*1 API(Application Programming Interface)
アプリケーションやソフトウェアとプログラムをつなぐ機能。

*2 マルチクラウド
複数のクラウドを組み合わせて、最適な運用環境を構築した形態。

*3 クラウドネイティブ
クラウド上での運用を前提として設計されたシステムやサービスを指す。

*4 ハイブリッドクラウド
クラウドと他のサービスやインフラを組み合わせた利用形態。

*5 インフラのあるべき姿
各々のユーザーにとって理想的な環境であること。往々にして応答性能が速く、運用コストがかからず、維持メンテナンスの手間もかかることなく、トラブルが少ない状況を指す。

*6 プロビジョニング
供給・提供という意味の言葉で、IT用語としては顧客に対する技術やサービスを提供することを指す。

*7 ワークロードオーケストレーション
ワークロードとはコンピューターやシステムの利用状況を指す指標であり、オーケストレーションとはシステムやソフトウェア、サービスなどの構築、運用管理を自動化することを指す。コンピューターやシステムの処理負荷が高い場合、必要に応じて自動的に物理ベースやクラウドベースなどの他のソースに割り当て、処理負荷を最適化する。

*8 APIエコシステムデザイン
API技術の活用によって、企業や顧客等の垣根を超えた分業と協業による共存共栄の関係の構築を指す。

*9 APIマネジメント
複数のAPIを使って社内外のシステム間連携を行う際、セキュリティ、認証認可、流量制限、利用分析等を同時に管理することをAPIマネジメントと言う。

*10 CI/CD(Continuous Integration/Continuous DeliveryまたはContinuous Deployment)
アプリケーション開発のステージに自動化を取り入れて、顧客にアプリケーションを提供する頻度を高める手法。

*11 APIエコノミー
APIをビジネスに活用することやAPIを公開・利用する経済活動のこと。

■HashiCorp®製品のエンタープライズ版について
 HashiCorp®製品のエンタープライズ版は、OSSのCI/CD自動化ツールとして広く世界に普及する米国HashiCorpのソリューションの商用利用に際するサポートサービスが付加されたソリューションです。OSS版に比べ、他システムと連携するプラグイン機能が充実しているほか、高度なセキュリティ、トラブル発生時の緊急サポート保証等が付加されています。米国では、Veraison、Amgen、Bloombergなどの企業で採用されています。
詳細情報は、https://www.networld.co.jp/product/hashicorp/pro_info/ またはhttps://www.hashicorp.com をご覧ください。


■APIエコシステムデザイン支援サービスについて
 ユーザーのサービスを核とした「APIエコノミー」実現に向けて必要とされる、事業計画立案、API基盤設計開発、運用支援をワンストップで提供します。具体的には「APIエコシステムデザイン」、「APIマネジメント提供」「サブスクリプションプラットフォーム」「ビッグデータ分析基盤構築」の4ソリューションで構成されます。
詳細情報は、https://sios.jp/products/api/ をご覧ください。

■サイオスについて
サイオスは、Linuxに代表されるオープンソースソフトウェア、AI、クラウド、金融技術に卓越した強みを有するテクノロジー企業群を子会社に持つ東証二部上場の持株会社です。「世界中の人々のために、不可能を可能に。」をグループミッションに、イノベーションによって人々の課題を解決し、より良い社会の実現に貢献してまいります。
詳細情報は、https://www.sios.com をご覧ください。

■サイオステクノロジーについて
 サイオステクノロジーは、Linuxに代表されるオープンソースソフトウェアの開発と利用を軸に、自社開発ソフトウェア製品の販売とサービスの提供を行っています。直近では、AI(人工知能)、クラウドコンピューティングの技術領域に注力し、次世代を支える新製品とサービスの提供を開始しています。これからも革新的なソフトウェア技術を追求し、世界のIT産業に影響力のある存在、「インフルエンサー」となって価値を創造し、社会の発展に貢献してまいります。
詳細情報は、https://sios.jp をご覧ください。

■お客様のお問い合わせ先(記事掲載の場合はこちらをご利用ください)
サイオステクノロジー株式会社
プロフェッショナルサービス サービスライン  担当:二瓶、藤嶋
TEL:03-6401-5190  Email:api-info@sios.com

■報道関係者からのお問い合わせ先
サイオス株式会社
広報
TEL:03-6401-5120  Email:mktg@sios.com

株式会社井之上パブリックリレーションズ
サイオスグループ担当:大浦、白川、横田
TEL:03-5269-2301  Emailsios@inoue-pr.com

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